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脱皮の時期のピークは8月から11月末です。まさに今が最盛期!もう一度簡単に説明しますと、脱皮とは、体の表面を覆っている殻を脱ぎすて、新しい皮でできた体となることです。そして成長して大きくなるために脱皮します。人間と同じで、子供のような成長期には頻繁に脱皮を繰り返して急成長していきます。1キロ以上になった特大伊勢海老でも一年に一度は脱皮をします。 脱皮直後は柔らかい皮の状態で、これが固くなる時に、細胞が横に広がり一回り大きくなります。甲羅は人で言うと骨の役目であったり、身を守る武器でもあります。また脱皮のデメリットですが、脱皮というと皮を脱ぐだけのイメージですが、生き物にとっては命がけの行為です。 出産と同じで、安産・難産・死産とあります。体力がなかったり、上手く脱げきれずに窒息死したり、脱皮の前後に他の生き物に襲われたりします。特に脱皮後の柔らかい状態時には、狙われやすいのです。共食いの習性のある伊勢海老はお互いを殺しあいます。これも食物連鎖の一つで、小さいものが大きいものに食われ、弱いものが強いものに食われるということになっています。ではどのような生物が脱皮をするのか? エビやカニの甲殻類や、ヘビ・トカゲ・クモ・テントウムシ・ゴキブリ・カメまでも、節足動物の全てにあたります。(生物の80%以上)人間のように体内に骨(内骨格) を持たず、外側の硬い皮(外骨格)で体を支える昆虫は、 この脱皮なしでは生きてい けません。 伊勢海老は大きくなるために脱皮をすると言いましたが、外観が大きくなると同時に内臓も大きくなって新しくなるのです。つまりほんとに全身が生まれ変わります。何とも不思議な生き物です。若返りを繰り返す伊勢海老は不老不死。そして永遠・永続を象徴する特別な生き物と言わざるに値します。 ファイル 2674-1.jpg 女将が説明中! 伊勢海老の脱皮が営業中に始まると大騒ぎになります。(笑) 脱皮は、産卵と同じく自然生物の特別な儀式のようなものです。本来ならば、海の中の岩場でひっそりと脱皮をしています。その瞬間をこうして体験できるなんて、幸せですよね^^ ファイル 2674-2.jpg 関西からのお客様。笑顔最高です!またお越しくださいね^^今日も実り多き一日となりますように・・・・
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