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全仏オープン

世界中を騒がせた、全仏オープンの女子ダブルス一発退場、テニス経験がある私の見解をお話ししますね。まず、聞いたこともなかった加藤未唯(みゆという漢字も読めなかった)が、この事件をきっかけに世界中で有名なテニスプレイヤーになった事が一番凄いことで、あの事件の後に行われたミックスダブルス(締め切り2分前にエントリーした、即席で組むことになったパートナー)で世界チャンピオンになったことがさらに凄い事でした。一時は地獄を見た加藤選手が、逆境から這い上がりつかんだシンデレラストーリーはまるで映画のようでしたね。実はあの時に加藤選手は、無意識にバックハンドのスライスを練習してしまったのです・・・それが偶然にもボールガールにノーバウンドで直撃してしまった。(この事実はあまり伝わっていません)普通、ボールガールに返球するならば、絶対に数バウンドで緩く打ちます。故意に当てたつもりがないと言っても、ノーバウンドは大きな違反です。だけど一発退場はありえません。警告止まりでよかったのです。ただ女の子がひどく泣いていたので、相手のペアもなんてことをするのだと、審判に食いつきました。その行為がスポーツマンシップに反すると世界中から大批判されましたが、彼女たちもそこまで悪者ではないと思います。ここで審判が、現場責任者に再判断を委ねて、判定を一発退場に変えたのが騒動の発端でした。本来なら映像を確認し、激高して感情的な場面だったのか?故意にしたのか?、ボールスピードが速かったなどの過失を検証すべきでしたが、そのルールがなかったことが不運でした。これを機会に新たなルールが再構築されることでしょう。加藤選手もインスタグラムにボールガールとの笑顔写真を投稿されてましたし、賞金とポイントが返されたら一件落着ですね。しかしながらハッピーエンドで何よりでした。^^ 優勝おめでとうございます!  
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