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恩師死去

今朝、悲しい知らせが入りました。 小学校時の習字の塾の先生が亡くなったのです。 年一回の年賀状のやりとりでしたが、その時にいつも思い出すことがありました。 先生なくして今の僕はありません・・・・

ある日、習字の塾中に体験の親子がやってきました。  僕を含めて仲良し三人は、調子にのって普段より騒いだり、少しかしこまっている先生をからかったりしたのです、そうした授業風景を見た親は、こんな塾にはいれられませんと断ったのです。そうしたら先生は、僕らを責めるでもなく、その親に”この姿がありのままの姿です、この子たちは素晴らしい子供たちだと、その親に言い返したのでした”

この瞬間、えらい迷惑かけてしまったぁ・・・・塾生が増えれば先生も生活が楽になったのにと反省しきりに。(先生は体が弱くて、重労働ができないので塾だけで生計をたてていました、だからすごく質素にしていたのです。 それでも一軒家を新築して、ローンもたくさんあったはずでした)

でも子供心に先生の愛情の大きさが伝わったときでもあったのです。  すごく嬉しかった 先生が好きでしたが、大好きになりましたもの^^  この日のことは、今でも昨日のことのように思い出されます。

あの時、”お前たちのせいで、塾生を一人減らしただろうと怒鳴られていたら”今の僕とは違ったと思いますから。。。。

 

人間の素晴らしいところのひとつ・・・・・さまざまな形で愛情というものを人に与えられること  

 

そしてそれを感じたもの、与えられた人は、いろんな形で勇気や力に変わり”生きる糧”になる。

 

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24日にお亡くなりになる前に、書いていただいた年賀状です。 

先生に最後にかけていただいた言葉を励みに、また先生の愛情の教えを伝え、そして先生とのたくさんの思い出を胸に刻んで、頑張って生きたいと思います。

 

 ありがとう、東先生 安らかにお眠りください

 

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